写真31

(2003.11.9)
立冬を過ぎるとさすがに冬の気配、ひんやりとした曇り空の下目黒雅叙園にでかけました。
純日本式庭園として「芝浦雅叙園」として芝浦にあったものを昭和6年に目黒に移し
「目黒雅叙園」となりました。当時の絢爛豪華な東洋一の美術の殿堂としての賑わいを
現在もまのあたりにその素晴らしさを堪能することができます。日本画、本漆塗り、
螺鈿(らでん)細工、美術工芸品の溢れる『昭和の竜宮城』を大いに楽しみました。


山手線目黒駅,西口から行人(ぎょうにん)坂をぶらぶら下ること5分程で目黒雅叙園の
大屋根のエントランスがみえてきました。玄関を入るとすぐに緩く弧を描いた回廊が
あり壁には極彩色の浮き彫りの版画が何枚も飾られ、
天井には美人画が延々と飾られていました。
回廊回廊の浮き彫りの版画
弧を描いて続く回廊
招きの大門に繋がります
回廊の壁を彩る美人画の
浮き彫り版画
招きの門アトリウムにある純和風別邸
招きの大門。この先に広がる
光景に胸が躍りました
アトリウム一階にある純和風別邸
庭園の滝お休み所
庭園には幾筋もの滝が流れていま
した。滝の裏を通り庭を散策できます
アトリウムの片隅には
お休み処がありました
各階の宴会場の廊下天井の四季折々の花
各階の宴会場の廊下の
天井も全て絵画で
埋め尽くされてます
天井には四季折々の
花々が延々と続きます

和室宴会場の玄関にはパールに輝く貝を黒漆に塗り込んだ見事な螺鈿細工がありました。
中に入ると天井には一面に江戸将軍家の遊楽図があり、欄間部分には四季の優雅な遊びを
描いた遊女達の絵が、壁部分にはこれまた一面に螺鈿細工がはめ込まれていました。
あまりの素晴らしさに呆然自失、暫し見入ってしまいました。
和室宴会場玄関和室宴会場入口
和室宴会場玄関和室宴会場入口の天井から
壁まで周りを囲んだ遊楽図
和室宴会場の畳敷きのホール和室宴会場の畳敷きのホール
和室宴会場の畳敷きのホール
部屋中全てが美術品で満載です
ホールですらこの広さがあります。
ここから各和室宴会場へ行けます。
美人画美人画
美人画(夏の佇まい)美人画(秋の佇まい)

畳敷きのホールから各宴会場を覗かせて貰いました。宴席の準備がしてありましたが
快く見させていただき床の間の掛け軸の銘まで説明をして頂ました。こんな純和風な
宴会場で食事をすればさぞかし食も進むことでしょう。
和風宴会場和風宴会場
和風宴会場『竹林』。天井の一枡
ごとに季節の花々があり欄間には
色鮮やかな孔雀が描かれています
和風宴会場『牛若』。こじんまりと
落ち着いた部屋です
宴会場床柱
組子障子がズラリと部屋を
囲んでいます
浮き彫りの床柱がとても立派です

組子障子は間近で見ると細い木で気の遠くなるような細かさで組みあわされていて、
その精確さには驚きでした。周りには螺鈿細工が施されとても立派な障子です。
組子障子組子障子組子障子

天井の絵も素晴らしいものばかり、感嘆の声を上げずにはいられませんでした。
天井の絵天井の絵天井の絵


ギャラリーホールでは華道家『假屋崎省吾の世界』の個展が開催されていました。
正面玄関、エントランスに飾られた華やかな活け花と芸能人からのお祝いの生花です。
16日の日曜日までの催しですが、国の有形文化財指定の『百段階段』も同時に楽しむ
ことができます。もともとは山腹の傾斜に建てられた階段状の長い廊下ということで
全て欅板の九十九段です。
假屋崎省吾の世界假屋崎省吾の世界


目黒雅叙園というと結婚式場のイメージしかありませんでしたが、芸術品、美術品、工芸品の
宝庫であることを改めて認識させられました。やはり自分の足で出向いて、自分の目で何事も
確かめないといけないのだなと感じました。素晴らしいものに出逢えて最高でした。。

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